

【中学受験-面接準備2】秘伝!親子で作る「面接資料ファイル」と12月中にやっておきたいこと
■中学受験、面接は準備が9割! 中学受験の総合型選抜や特色入試等で面接があるお子さんは、この時期くらいから少々緊張しているのではないでしょうか。 特に人と話すのが苦手な子やコミュニケーション面で不安がある子にとっては、高いハードルだと思います。また、発達障害のある・なしに関...
2023年12月15日読了時間: 9分


【第10回】期待される役割(役割期待)
画像生成アプリ:AIイラスト ■ 「空気」には何が含まれるか? 【第9回】 では、その空間独自の性質である「空気」についてお話しましたが、では、その「空気」は一体何からできているのでしょう? 「そんなの、酸素とCO2と…」なんて理系さんは思うかもしれませんが(ちなみに、空気の8割は窒素だとか)、ここでは、私自身の経験と体感から成分分析すると…… 空気の主成分は気体……いえ、「期待」です。 うまいこと言った! 例えば、クラスで文化祭の出し物を決める際、誰からも意見が出ずに重苦しい空気が続いて、もう帰りたい……なんて時に「そろそろ〇〇さんが手を挙げて、なんか言ってくれるハズ」なんて内心誰かに期待したり、逆に、そういう行動を自分が期待されている空気を感じた経験はありませんか? うちの長男は、こういう役目が回ってくることが多いようですが、この場合、彼は「アイデアマン」または「空気を壊す人」の役割を期待されているのでしょう。 そして、彼がいいアイデアを出して採用されれば、達成感を感じたりほっとしたりするけれど、アイデアが思いつかなかったり却下されたりする
2023年5月22日読了時間: 8分


【第7回】個性と環境1〜変化する時代
【第6回】では、環境と適応について お伝えし、また、このブログでは、 個性 =生まれながらの凸凹や、環境の影響などを合わせて形作られていく、その人らしさ 環境 =その人が今生きている場所(家、学校、地域、部活や塾、ネットなど) 障害 =人と環境との間にある、努力では乗り越えられない壁 適応 =環境に合わせて生きていくこと …といった意味で、これらの言葉を使ってきました。 ■ 個性と環境の関係性について 今回からしばらく、その人を取り巻く 環境 と、それぞれに 個性 のある1人の個人との 関係性 について、じっくり考察していきましょう。 画像生成アプリ:AIイラスト 【第5回】 で、私は近視なので、メガネがなければ障害がある状態となり、メガネがあれば障害がない状態となる…といったお話をしました。 では、私が仮に、メガネが発明される13世紀以前の時代に生まれていたらどうでしょうか。 👉考察:マンガ「Dr.STONE」の眼鏡の発明と障害考 例えば、人類が石化して文明がリセットされた、 マンガ「Dr.STONE」 の原始文明の時代だと、視力が弱いと自分
2023年4月17日読了時間: 6分


【第6回】環境と適応・不適応・過剰適応
【第5回】では「障害」という言葉について 少し考えてみましたが、もうひとつ、10代の自分の個性について知りたい凸凹さんに覚えておいてほしいキーワードがあります。 それは 「適応」 という言葉です。 ■ 「適応」とは…… 「適応」とは、生き物が環境に合わせて生きていくこと です。生き物は自分が生きやすい環境を求め、また、長い間にその環境に合わせて性質や習性などが変化・進化していくわけです。 画像生成アプリ:AIイラスト 適応の例:海水魚と淡水魚 例えば、魚には、海で生きる海水魚と、川や湖などで生きる淡水魚がいますね(海水でも淡水でも生きられる汽水魚もいますが…)。 体の仕組み自体が違うので、自分に合った塩分濃度の水の環境でないと、うまく生きることができません。 また、同じ淡水魚でも、キレイな清流の川にしか住めない魚もいれば、少し汚れている淀んだ沼のような場所のほうが居心地がいい魚もいます。 自分の性質に合った水の環境にいれば、まさに「水を得た魚」の如く、のびのびと過ごせて繁殖もしやすくなりますが、合わない環境であれば負担がかかって、子孫を残せないこ
2023年4月10日読了時間: 6分


【第5回】「障害」という言葉について
お元気でしたか? まず最初に、この「10代のための凸凹学」Blogが久しぶりなので、【第4回】までの要点をまとめます。 個性とは自分らしさ であり、自分らしさとは自分の中のいろんなキャラ(パーソナリティ)が天下統一して出来上がっていくもの。10代の個性は現在進行形で作られている真っ最中。 成長の階段のカタチ(発達のしかた)には個人差があり 、その登り方もスピードも違う。だが、社会のほうは「標準型」を基準にデザインされていることが多い。 同じ1人の人の中にも 「発達の凸凹差」 があり、 誰にでも得意なことと苦手なことがある。「できる自分」と「できない自分」のギャップが大きいほど、うまく行かない感じになる。 自己理解を深めると、自分の凸凹と上手に付き合える ようになる …といったお話をしてきました。 ■ 「障害」という言葉について では、今回は「凸凹さん」が自分の個性と環境(社会)との関係性を考えていく上で、理解を深めておいてソンはない、 「障害」という言葉 について、一緒に考えてみましょうか。 「障害」という言葉は、人によってはすごく重たく感じたり
2023年4月2日読了時間: 6分


SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)
SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)とは、コミュニケーションや社会的な活動のための練習全般を指します。
経験を「自然と学ぶ」が苦手な子に、適切なコミュニケーションのとり方、暗黙のルール、セルフコントロール、危機管理、性教育、そして自己理解と他者理解などについて、その都度ひと
2022年7月10日読了時間: 7分


【第4回】自分の中の凸凹差
今回は、他人がどうであれ、「なんだかうまくいかない」感じにつながってしまう、同じ1人の人の中での「発達の凸凹差」について、です。誰にでも、得意なことと、苦手なことがあります。「ドラえもん」の出木杉君みたいな、一見完璧そうに見える人でも、苦手なことや、短所や欠点はあるでしょう(ちな
2020年12月27日読了時間: 6分


【第3回】発達と「成長の階段」の個人差
画像生成アプリ:AIイラスト ■ そもそも「発達」とは……? 今回は発達と個人差について、じっくり考えていきたいと思います。まず、「発達」について。 「発達」という言葉は、10代の方にとっては、”ほぼほぼ”「=成長」と同じ意味 だと思っていいでしょう。 ただ、必ずしも全てが「発達=成長」とは限りません。育ち盛りの皆さんにはピンと来ないかもしれませんが、そこに 「退化」や「老化」 だって含まれるからです(退化や老化も、悪いことばかりではないんですよ。細かいことが気にならなくなってきますからね。笑)。 とにかく、この加齢と共に、 人の心と身体に起こる変化の全てをザックリまとめた言葉が「発達」 です。 そして、この「発達」には大まかな順序があって、生まれたばかりの赤ちゃんが急に走り出すようなことは、まずないでしょう。”大抵は”、寝返り→ハイハイ→つかまり立ち→よちよち歩き、というように、一歩ずつ、できることが増えて、それがまた、次の発達につながっていくんですね。 この発達の順序を、ここでは「成長の階段」としましょう (詳しくは、中学の保健体育か、家庭科
2020年11月21日読了時間: 6分


【第2回】「自分」と「個性」とは…?
最初に少しだけ、「自分」や「個性」って何なのか、一緒に考えてみません10代の「凸凹さん」の中には、思春期の少し前くらいから、周りのことが気になり始めて…「なんで自分は、こんなにみんなと違うんだろう」って、思い悩んだり。「なんで、〇〇さんみたいに、なれないんだろう」って、落ち込んだ
2020年10月30日読了時間: 6分


【第1回】10代の凸凹さんへ(自己紹介)
このブログカテゴリー「10代のための凸凹学」では、皆さんが自分のことを知り、自分の個性と上手につき合っていくためのヒントを書いていく予定です。
2020年10月21日読了時間: 5分












