私立中高一貫校の6年間、長男が「合理的配慮なし」でも、ほぼ大丈夫だった理由
ようやく長男の大学進学が決まり、ほっとしているところです。6年間お世話になった私立中高一貫校も残りわずか。「あ"〜!卒業したくない。ずっと高校生でいたい」と言ってます(…それは困ります😅) ■ 私立校でも合理的配慮が法的義務に お子さんが発達障害・グレーゾーンで、中学受験を検討中だったり、既に私立中進学を決めたご家庭などは、支援級も通級もない私立中で大丈夫だろうか、先生は発達障害対応してくれるだろうか、などと心配になることもあると思います。 2024.4月より、改正障害者差別解消法が施行され、私立中学・高校や私立大学での合理的配慮も、努力義務から「法的義務」へと変わります。 これが、現実的にどの程度反映されるのか、現時点では私には分かりませんが、 共通テスト のように、合理的配慮の可否の線引きがハードル高いのだとしたら、実質大した影響はない気もします……。 ……とはいえ、お子さんが私立中学に進学予定で不安がある場合や、現在在学中で支障や困り事がある場合には、 学校側に相談してみる価値はある と思います。 学校によっては柔軟に対応してくれる可能性
2024年2月28日読了時間: 10分


【支援ツール】伝わる!声かけ変換表【ママ・パパ応援編】-無料ダウンロード公式
【支援ツール】伝わる!声かけ変換表【ママ・パパ応援編】-無料ダウンロード公式 おかげさまで、ベストセラー&ロングセラーとなった著書 「伝わる!声かけ変換」 の中から、 毎日子育てをがんばっているママ&パパ自身・大人のための声かけ26例 を、著者本人が厳選して抜粋。 前回の 【決定版】 同様、デザイナーさんが見やすく仕上げて下さったものを あさ出版特設サイトより 追加で公開し、どなたでも無料ダウンロードできます。もちろん、本買わなくてもOKです! 今回なぜ、私が「伝わる!声かけ変換表【ママ・パパ応援編】」の制作をお願いしたかと言うと…… 世の中、子育てに対する不安やプレッシャーを強めるネガティブな情報が多すぎる! …っていう、憤りにも似た感情がフツフツと湧いてきたからです。 少子化対策は急務といえど、こんなに不安やプレッシャーを煽る情報ばかりに囲まれていたら、たとえ補助金などを頂いても「子ども欲しい」「二人目も生みたい」とは、思えないんじゃないでしょうか。 身近でも、ネットでも、メディアでも… 子どもを甘やかせば「過保護」と責められ、ほったらか
2023年10月20日読了時間: 6分


【凸凹中学受験】学力以前の問題を改善する、一石二鳥の療育あそび
■発達障害・LD傾向のある子の学力以前の問題 うちの子ども3人の中学受験では、受験勉強をスタートした時点で、学力以前の問題が山積みでした。 長男・長女にはLD・ADHD傾向がありましたし、次男は体調不良で小学校を休みがち。...
2023年9月25日読了時間: 9分


【第10回】期待される役割(役割期待)
画像生成アプリ:AIイラスト ■ 「空気」には何が含まれるか? 【第9回】 では、その空間独自の性質である「空気」についてお話しましたが、では、その「空気」は一体何からできているのでしょう? 「そんなの、酸素とCO2と…」なんて理系さんは思うかもしれませんが(ちなみに、空気の8割は窒素だとか)、ここでは、私自身の経験と体感から成分分析すると…… 空気の主成分は気体……いえ、「期待」です。 うまいこと言った! 例えば、クラスで文化祭の出し物を決める際、誰からも意見が出ずに重苦しい空気が続いて、もう帰りたい……なんて時に「そろそろ〇〇さんが手を挙げて、なんか言ってくれるハズ」なんて内心誰かに期待したり、逆に、そういう行動を自分が期待されている空気を感じた経験はありませんか? うちの長男は、こういう役目が回ってくることが多いようですが、この場合、彼は「アイデアマン」または「空気を壊す人」の役割を期待されているのでしょう。 そして、彼がいいアイデアを出して採用されれば、達成感を感じたりほっとしたりするけれど、アイデアが思いつかなかったり却下されたりする
2023年5月22日読了時間: 8分


【第9回】個性と環境3〜空気と器のキャパシティ
【第7回】 ではタテ軸である時代、 【第8回】 ではヨコ軸である場所と、個性との関係性について考察してきました。タテ、ヨコと来たら、今回は奥行き……つまり、空間の話です。 自分が今現在いる環境の 「空気と器のキャパシティ」 について、少し客観的に見てみましょう。 画像生成アプリ:AIイラスト ■ 「空気」って、そもそもなんだろう? みなさんは、今年のクラス、どうですか? 4月の新学年でクラス替えがあって、GWが終わる頃にはそのクラスの雰囲気が出来つつあるのではないでしょうか。おとなしい子が多めの落ち着いたクラスや、パリピ中心でノリが良いクラスもあれば、中にはバトルロワイヤル風の殺伐としたクラス……なんて場合もあるかもしれませんね😅 🤔クラス替えで居心地が良くなったり、悪くなったり クラスの雰囲気と自分の個性との相性によって、居心地が良かったり、悪かったりするのではないでしょうか。 例えば、うちの次男・〇次郎は聴覚が敏感なので、にぎやかなクラスに当たると負担が大きくて、体調を崩しやすく欠席が増えてしまう傾向があるのです。 でも、逆にみんなでワイ
2023年5月14日読了時間: 7分


ルールブック〜reloaded〜
負けず嫌いの長男が小1の頃、学校のレクリエーションのゲームに参加できなくて、 「ルールブック」 を一冊作って、ゲームのルールや、友だちへの謝り方などの手順を、私が絵や図入りで説明したものをご紹介したことがありました。 今回は、その続編。本人Ver.で...
2017年4月28日読了時間: 4分


【支援ツール】相手の都合を聞く言葉-無料ダウンロード
TPOリスト「相手の都合を聞く言葉」 【支援ツールのシェア】TPOリスト「相手の都合を聞く言葉」無料ダウンロード ※2025.3.〜【改訂版】に差し替え ■ 空気が読めなくても、相手の都合を聞くクセをつける 「空気なんて読めなくてもいいから、相手の都合や気持ちを聞ければOK!」 と、私は考えています。 「空気が読めない」というのは、日本に住んでいるとちょっとしんどいですが、環境が変われば、「自己主張できる」「意志が強い」という、素晴らしい長所となることもあります。 ですが、どんな環境でも、「相手の気持ちを考えない」「自己中」と思われてしまうと、人からの信頼や協力を得にくくなってしまい、結果本人の不利益にもなってしまいます。 なので、夏休み中、いろいろ炸裂しているうちの長男にも、相手の都合を聞く習慣を身につけられれば、「空気が読めない」ことは長所として活かせると思っています。 今回は、 以前投稿した「TPOリスト」 の追加カードです。 前回同様、 「例えばこういう時、なんて言ったらいいと思う〜?」 と質問しながら、長男と一緒に考えて書き出
2016年8月20日読了時間: 3分


【支援ツール】TPOリスト-無料ダウンロード
【支援ツールのシェア】TPOリスト〜SST 無料ダウンロード ※2025.3.〜【改訂版】に、画像・ダウンロードPDFリンクを差し替えました 実は、久しぶりに、先日長男に大バクハツしました。あ〜〜ぁ。 相手の人が一生懸命長男に関わろうとしてくれているのに、ふざけてしまって、母の逆鱗に触れたのでした。 でも、「空気が読めない」のは体質だから、怒ったところで変わりません。 長男の場合は、はっきりと不快感を表す相手ならやめられるのですが、相手の複雑な表情の読み取りや状況判断が苦手だと「内心困っているけどニコニコしてくれている」とか「呆れて苦笑いされている」なんて、ビミョーな空気は読み取れず、 「相手が笑っている」=「全開でGO!!」 サインが出てしまうことはよくあります。 まあ、周りを気にして空気を読んでばかりいたらできないことは沢山あるので、「行動力がある」という長男の長所とも言えますが、最低限の対人関係のマナーが守れないと、不用意に相手を傷つけ、誤解されやすくなり、本人の不利益にもつながります。 そこで、長男にTPOを教えるには、...
2016年5月13日読了時間: 4分


こたつゲーム特集 〜冬におすすめの療育あそび
寒くなってきましたね。冬休み、おうちや帰省先でコタツでぬくぬく過ごす機会も増えるかと思います (最近はコタツではなく、テーブルのおうちも多いでしょうね) 家族であたったかくお話しながら、楽しく療育あそびやSST、体感型学習ができるテーブルゲーム・ボードゲームの特集です。...
2015年12月11日読了時間: 4分


【支援ツール】追加の声かけ変換表 状況判断編-無料ダウンロード公式
【支援ツール】追加の声かけ変換表 状況判断編-無料ダウンロード公式 声かけ変換表の追加、今回はちょっと応用の「状況判断編」です。長男の最近のつまずき原因のひとつに「状況判断が苦手」ということがあります。 周りのお子さんが空気を読みながら、状況を判断して自分で動けるようになってきているので、人の表情を読み取ったり、相手の言外の意図を汲み取ったり、記憶を臨機応変に参照しながら、その場その場で要求されていることを見極められない長男は、苦戦しているようです。 以前は「適切な指示があればできる子」だったのが、本人は同じでも、周りの変化で「指示がなければできない子」になってしまうんです。 ただ、体質的に苦手なことは仕方ないので、少しでも「周りを見る」クセづけをしながら、今までの経験を元に判断できるように、「声かけ」をシフトチェンジしました。 表にあるように、視野を広めたり、今はこういう状況である、ということや、それまでの経験を判断材料として与え、指示を出す前に自分で考えるように促す声かけです。 ただ、今までのひとつひとつ具体的な指示を出す声かけが必要でなかっ
2015年9月3日読了時間: 5分












