

イヤーマフのお願い・再び
■ 聴覚過敏のある子が教室にイヤーマフを持ち込む時の説明例 聴覚過敏 のあるお子さんが、クラスにイヤーマフを持ち込む時に、 周りのお子さん達に理解を得ていく ための参考として、うちの「お手紙」の実例です。  次男が一年生の一学期に、イヤーマフを持ち込んだ時期がありましたが(参照:著書 「108の子育て法」p169-  →Amazonで見る )、今回は、3年生バージョンです。  クラス分けというのは、どんなお子さんにとっても一年間落ち着いて楽しく過ごせるかの、命運がかかっていますよね。  今年は、聴覚過敏のある次男にとっては、ちょっとハードルの高い、とっても元気で賑やかなクラスになりました。  先生も本当にご尽力下さっているのですが、新学年に加えて、エネルギー溢れる子ども達。一年生の時とは、ちょっとだけ勝手が違うようです。  次男は、 人の顔と名前が覚えにくく 、ただでさえ負担の大きな一学期。(先生は、集合写真に名前を書いたものを教室に掲示して下さいました!)  最近は、かなり疲れを溜めてしまい、登校前にお腹を壊したり、集中力が落ちていつも以上に字
2016年7月15日読了時間: 5分


【支援ツール】困っていること分別相談シート-無料ダウンロード:発達障害のある子のセルフアドボカシー入門
■ 発達障害のある子が、自分のことを自分の言葉で説明できるように 「困っていること分別相談シート」は、発達障害・グレーゾーンの子を始め、診断の有無に関わらず、どんな子も、自分の困っていることを整理し、親や先生などにそれを伝えて相談しながら、自分の言葉で説明して、合理的配慮などをお願いするときの助けになるように作りました。 😖うちの実例:野外活動の宿泊体験が不安 実は、うちの五年生の長男は、一年以上前から、この夏にある学校の野外活動(林間学校、サマーキャンプ)の宿泊体験を、ずっとイヤだイヤだと言い続けていました。  私も、そこまで言うなら無理に参加せずとも、、、と思っていたのですが、長男の話をよく聴いてみると、元々家でキャンプによく行くので、『全て』が『絶対イヤ!』という訳ではなく、多少は興味もあるようなのです。  そして、支援級の先生の熱心な働きかけもあり、ほんの少しだけ、参加の可能性も出て来たので、無理と決めつけずに、できることはやってみようと思い直しました。 ■ 「セルフアドボカシー」という考え方 セルフアボカド・・・ いえ、 「セルフアド
2016年7月1日読了時間: 5分


【支援ツールのシェア】発達障害グレーゾーンの子のサポートシート文例
【支援ツールのシェア】発達障害グレーゾーンの子のサポートシート文例 グレーゾーンのお子さんや、診断があっても通常学級で頑張れているお子さんなどに対する、「さり気ない」配慮を学校と連携しながらお願いしていくために、簡易的な文書を作って渡す際の文例として、うちの例をもとにして参考までにご紹介しますね。  ”特別な支援”をお願いしたり、分厚い 「サポートブック」 を作って渡すほどでもないけれど、 ほんの少しの理解と配慮があれば、負担が減って学校に通いやすくなる、というお子さんは結構沢山いる のではないかと思います。  うちの次男も、はっきりとした診断はなく「障害」と言えるほどの「努力では乗り越えられない壁」はないけれど、その分、  「努力でギリギリ乗り越えられてしまう壁」  があって、ついつい頑張り過ぎて、疲れをためてしまうことがあります。 ■ グレーゾーンの子の配慮相談と伝え方 最近次男は、字を書くのに時間がかかって(とても丁寧に書きます)、授業時間内に課題が終わらず、休み時間までかかったり、宿題がなかなか終わらず寝不足になったりで、疲れをためてしま
2016年6月3日読了時間: 5分


iPad導入への道〜合理的配慮の交渉術〜
4月から長男が学校にiPadを持ち込んでいいという許可を頂きました! しばらく、学校とどう話し合うのか、説明するのか、どう使って行くのか、といったことを、超具体的に発信します。「集団で学ぶこと」に困難さのあるお子さんの道が開けるよう、楽々かあさんも全力で応援しますからね。 【2023.追記】 ・この投稿はコロナ前の2016年(当時、長男は小4)のもので、全小中学生にタブレット等が配布された現在とは状況が違いますが、 発達障害・LDのある子が合理的配慮をお願いする際の交渉術 のご参考となれば幸いです。 ・交渉時点では、通常学級での使用を前提に学校と交渉して許可を得ていますが、その後( 別の理由で )支援級に転籍しました。 ■  発達障害のある子のiPad導入への道〜合理的配慮の交渉術〜 私は交渉ごとは元来とっても苦手なんです。でも、うちの子へのこだわり対応で鍛えられて、だいぶ交渉上手になってきました。  以前より、ちょこちょこと 「iPadの持ち込みとかってどうなんでしょう〜」 と、学校側に軽く探りを入れていて、その時点では「そういうのは市全体で足
2016年3月4日読了時間: 7分


合理的「小さな」配慮:通常学級で学ぶ発達障害・グレーゾーンの子への配慮例
■ 先生の「いいですよ」でできる合理的配慮も… 2016.4月より、通称「障害者差別解消法」が施行され、障害のある子・方は、「合理的配慮」を、学校や職場に(過度の負担にならない範囲で)堂々と求めることができるようになります。  うちでも、書字障害と不注意力の高い長男に、学校へのiPadの持ち込みなどの準備を進めているところです。  でもね。 職員会議を開いてもらわなくても、 担任の先生の「あ・いいですよ」の一言でできる、ほんのちょっとの配慮は、今現在でも充分可能なんです。 ☝️うちのちょっとした持ち込みグッズの配慮例 うちでは過去にも、 ひらがな表 や九九表の携帯用学習補助カードなど、ちょこちょこクラスに持ち込ませて貰っていましたが・・・  今回の持ち込みグッズは 「ムービング・トゲトゲ・クッション」と「ゴム手袋」 です! 【ムーグングクッション】 実は長男(※当時小4)、授業に集中できなくなると、ムズムズしてしまい、ズボンに手を突っ込んで、股間をごそごそかいてしまうようで...  「他のお子さん達もそろそろお年頃なので・・・」...
2016年2月5日読了時間: 4分


育児を頑張り過ぎている時の対処法
PDF無料ダウンロード No.130「育児を頑張り過ぎている時の対処法」【支援ツールのシェア】無料ダウンロード ■ 親業を続ける 世界一多い同業者の皆さん、いつもお疲れさまです。 このお仕事本当に大変ですよね〜。特に子どもや自分自身に凸凹があると、今無事に生きてることすら、奇跡的だと思えます。 疲れれば、誰だってイライラしたり、ネガティブになったりします。私も、そんな時に子どもにあんなことやこんなことをされると、(ヒミツですが)時には子どもがかわいく思えなかったり、優しくできなかったりします。「お母さん」「お父さん」の中の人は人間だものね。 だから私は、そんな時も「ダメなお母さんだ」「母親失格だ」って過剰に自分を責めないようにしています。母性や愛情がスッカスカになったように感じるのは、一生懸命あれもこれも、とっても頑張り過ぎている証拠だと思っています。 あくまで、「私はこうしています」という一例に過ぎませんが「しんどいな」と思ったら私がやってみていることを、リストにしました。ありふれた方法も多いかと思いますが、どこかのがんばり屋さんの参考になりま
2015年5月28日読了時間: 7分


サポートブックの渡し方:発達障害・グレーゾーンの子の「合理的配慮」を伝えるコツ
サポートブックは、発達障害やグレーゾーンの子どもが安心して学校生活を送るために、家庭と学校との架け橋となる大切なツールです。 ここでは、2015年に考案した「楽々式サポートブック」をもとに、 継続的な支援と渡し方のコツ をまとめます。 →「書き方」記事はこちら 楽々式サポートブック 渡し方の心得 ■ 継続的な支援につなげるには…… 「楽々式サポートブック」 は、ハガキサイズで必要な部分だけ印刷して使うことができるので、いくつかの具体案や子どもの興味などを伝えるために、必要な部分を数枚だけピックアップして、担任の先生や保育士さん、塾や習い事の先生などにも手軽に渡すことができます。  しかし、進級等で担任の先生が変わっても支援のノウハウを引き継いで、継続的なサポートをお願いしていきたい場合、まずは、特別支援コーディネーターや スクールカウンセラー など、発達障害に理解の深い先生にアポイントをとって「サポートブックを作って渡したい」旨を相談し、 内容をチェックして貰う と良いと思います。 ■ サポートブックの渡し方:発達障害・グレーゾーンの子の「合理的
2015年1月16日読了時間: 5分


【2015年考案オリジナル】楽々式サポートブック〜発達障害・グレーゾーンの子の学校と家庭をつなぐ無料支援ツール
楽々式サポートブック(うちの実物) 【2015年考案オリジナル】楽々式サポートブック〜発達障害・グレーゾーンの子の学校と家庭をつなぐ無料支援ツール 2015年に楽々かあさんが考案/作成/公開したオリジナル様式「楽々式サポートブック」。 従来のサポートブックにはなかった“いいところリスト”や"人間関係マップ" "サポートテクニックカード”などの独自項目や、便利な巻末付録「よくある対応例」を備え、コンパクトなはがきサイズが特徴の、学校と家庭のスムーズな連携を支える先駆的フォーマットです。全国で長年活用され、発達障害・グレーゾーンの子どもたちの理解と支援に役立っています。 2025.8更新 楽々かあさん/大場美鈴より ■ 発達障害のある子の特徴と困りを伝え、学校と連携する 発達障害・グレーゾーンのお子さんを、学校と連携しながら通常学級等でサポートすることを想定して作った「楽々式サポートブック」のフォーマットをシェアします。(もちろん、どなたでもご自由にご利用下さい) 今まで私は「サポートブック」というと、言葉の出にくい自閉症のお子さんが介助者さんなどと
2015年1月16日読了時間: 5分


連絡帳
No.037 「連絡帳」 ■ 担任の先生に発達障害対応をお願いする時の連絡帳の伝え方の例(通常学級の場合) いつも「通常学級の先生にどこまでお願いしてよいものやら・・・」と私も迷いながらやっていることなので、「これが正解!」とは言い切れませんが……(むしろ、現役・元を問わず、Facebookページをご覧になっている学校や幼稚園保育園、塾などの先生がいらっしゃったら、「どんな伝え方が一番対応しやすいか」という点のご意見を伺えるとありがたいです。) (※ 【2023.10追記】 コロナ後の学校連絡について) ただ、保護者としては結構知りたい情報だと思うので、うちの例を出してみますね。(あんまり他人の連絡帳など、見る機会もないと思うので…) ☝️担任の先生への連絡帳での伝え方のポイント 長男が小学校一年生でトラブル続出していた頃は毎日のように先生からお電話を頂いたり、連絡帳でもやりとりして大変でした。発達障害が分かってからは私も「対応をお願いしたい」と思いつつも、息子を分かってほしい、という「想い」が強く出てしまい、ついつい文章が長くなって、お忙しい担
2014年1月18日読了時間: 5分












