top of page

見て!触って!味わって!体感型学習<社会編>

更新日:4月30日

■集団教育が合わない=勉強ができないワケではない

一斉一律の集団教育の方法が合わないからといって、学んだことを紙とエンピツでテストに書けないからといって、決して、「勉強ができない子」なんかじゃありません。


全員が一斉に前を向いて受ける教科書中心の講義型の受動的な授業や、プリント・ワーク・問題集の解答欄をひたすら埋める作業や、覚えるまでとにかく何度も書いて丸暗記…とかの伝統的な学習方法では全く興味が持てない子、頭に入らない子、読み書きの苦手な子などは、学校ではなかなか成績上での評価がされにくいと思いますが…。


発達障害のある・なし、LDのある・なしに関係なく、その子に合った方法なら、もっともっと、勉強ができる子、学ぶことが好きな子は本当にたくさんいると思います。


(長男曰く「子どもが勉強できない・興味持てないのは、教え方が悪い!」の一言です)


■体感型学習のススメ<社会編>


特に、触覚などの感覚が敏感な子や、好奇心旺盛で活発な子、手先が器用な子やスポーツが得意な子などは、体験やあそび、工作などを中心とした、五感と身体を使った「体感型学習」だと、ずっと頭に入りやすいと思いますよ。

学校の社会科見学や修学旅行などもいい機会だと思いますが、こういったタイプの子や受験用のインプットにはそれだけでは全然足りないので、うちでは家庭で大幅にフォローしました。


付き合う親の時間と手間がかかりますが、単調な宿題をしている時とは目の輝きが全然違うので、特に「うちの子、勉強にやる気と自信をなくしがち…」ってご家庭は、やってみる価値ありだと思います。


うちではほぼ全教科で「体感型学習」をしましたが、一例として、ここでは<社会編>を取り上げますね。(どんな教科にも応用可能なので、実践方法の参考まで。<理科編>はこちら


<聖地巡礼>

聖地巡礼、体感型学習の例「火縄銃の実演」

アニメゲーム、マンガなどで、子どもの歴史への興味を引けたところで、実際に身近な歴史スポットにおでかけ(聖地巡礼)すると、「おお、これが〇〇城!」「あの武将が出陣前に座った石だ!」「数百年前、ホントにここで〇〇の合戦が…」とか、瞳を輝かせてくれます。


好奇心旺盛で活発な子は、あちこち出歩いて"足で稼ぐ"のが得意ですから、長時間じっと座ってないといけない講義型の授業よりも、やる気も脳の活性も格段にUPです。


うちでは、日帰りで行ける範囲のお城や、歴史系の博物館や記念館、近所の郷土資料館、美術館の浮世絵展などに足を運びました。夏休み中には、火縄銃の実演や甲冑の試着イベントなどの実施もあり、実際に火縄銃の音の大きさや甲冑の重さなどを体感してきました。

ご当地武将隊の方と記念写真やお話をしたりもして、中学受験の励みにもなりましたよ。


事前に歴史に興味が持てていると、6年生の修学旅行も観光じゃなくて、ちゃんとした体験学習の機会になります(6年のクラスでいろいろあった長男も、不安より歴史への好奇心が上回って、他の先生のフォローも有り、無事参加できました)。

<近所のスーパー>


そうは言っても、暑いし、人多いし、気を遣うしで、レジャースポットへの子連れお出かけはハードル高い!(主に親が)…って場合も、身近な場所で体験学習できます。

私が特にイチオシなのが近所のスーパーです。


「桃鉄」などで、全国各地の名産品・特産品に興味が持てたら、すかさず鉄が熱いうちに子どもとスーパーに行って、「〇〇産の桃だね」とか、「地元の名産はこれだったね」とか、「ほら、お魚に〇〇港産って書いてあるよ」などと、実物を確認すると二次元と三次元の情報がくっつきます。


スーパーには外国産の食材も豊富にあるので、中学受験生向けの貿易や物価・為替相場などの経済や時事ニュース、中学生の世界地理・公民にも応用できます。

国語・算数・理科学習や、SSTやライフスキルトレーニングにも役立つので、スーパーは手軽なおすすめ体験学習スポットですね。


あと、味覚過敏で偏食傾向がある子は、逆にいうとグルメなので、味わって覚えることが得意なことも。長男とは全国のご当地カップラーメンを買い込んで、「これはトンコツ、こっちはカツオ出汁かな?」とか「寒い地方は味が濃いのかも?」とか、味の違いをいろいろ話しながら、一緒に食べ比べました。


五感に結びつけると、文字で得た知識も記憶に定着しやすい・思い出しやすいと思いますよ。


<立体パズル・立体地図>


くもんの日本地図パズル

4年生の都道府県の漢字テストでは、ほぼ白紙回答でお手上げだった長男。でも、検査では視空間認知や図形の認識力などに凸の強みがある彼は「くもんの日本地図パズル」だと、目隠しをして触って「あ、このボコボコは岩手県」とか、すべての都道府県を触って当てられる特技があります(ちなみに、戦略シュミレーションゲームのおかげで何も見ずに詳細な日本地図、世界地図も正確に描けます←スゴイを通り越して、やや異常なレベル…)。


長女も都道府県名の暗記と漢字で最初は苦戦していましたが、このパズルで何度もあそぶうちに配置と県名を覚え、都道府県のテストはバッチリで、日本地理に強くなりました。(パズルピースは地方別の色付きと色なしの両方が入っているので、様子見てステップアップできます)


くもんの日本地図パズル、あそび例

単に地図通りにパズルとしてあそぶだけでなく、うちの子達は、こんな風に積み木のバランスゲームにしたり、各県のピースをポケ◯ン風のモンスターに見立てて、戦いを繰り広げてました(笑)。


そうやってあそびながら慣れ親しむうちに、「勉強」のイメージだって、どんどんハードルが下がっていくと思います。




「立体日本地図 -3D Japan Map-」(ソウマ)

また、学校の宿題や、受験用のワークや問題集を解く時のお供にオススメなのが、カレンダーとして毎年お手頃価格で販売されている、「立体日本地図 -3D Japan Map-」(ソウマ)です。


ネットで購入した際の、梱包用の取っ手付きの箱に両面テープで地図を貼り付けると、丈夫になって勉強用に手元で使いやすくなる上、収納にも便利でGood!


日本は狭い国土の割に起伏が多いので、なんとか山脈だとか、なんとか平野だとか、覚える地理情報が多すぎますよね。


次男は丸暗記系は苦手なので、この立体日本地図で触って確かめながらワークに取り組んでいました。

受験頻出の、日本アルプスやリアス海岸だとかも、触るとボッコボコなので一発で覚えられましたよ。

触覚過敏がある子は、逆に言えば、触って覚える情報入力は得意なんです。



 <工作>

小学館のクラフトぶっくシリーズ「りったい世界遺産」

コロナ休校中に長女と取り組んだのが、小学館のクラフトぶっくシリーズです。工作としてはさほど複雑ではないけど、完成品の見栄えもいいので、小さな子や不器用さんでも、できた!っていう達成感あります!


写真は「りったい世界遺産」ですが、「昆虫館」「お花館」「どうぶつ館」などにも挑戦して、理科学習にも役立ちました。中学受験準備にもオススメ!


また、手先が不器用な子や、指示どおりに動くのが苦手な子も、手順通りに切り貼りする工作は、楽しみながらできる自然な作業療法・SSTにもなると思いますよ。


長女は、字を読むのはやや苦手でも、スポーツや運動が得意です。

実際に手や体を動かしながら考えるほうが、机の上での勉強よりも頭がよく働くってタイプの子はいるんじゃないでしょうか(職人さんに向いてるかも)。


文字での入力よりも、経験則や身体感覚で学ぶほうが得意な子は、身体を使った学習が効率いいと思います。


以上、うちで実践済みの、体感型学習<社会編>の例をご紹介しました。

たとえ、教室や机の上での勉強に向いてなくても、勉強ができる子、学ぶことが大好きな子は、たくさんいますからね。


 


コメント


bottom of page