• 楽々かあさん(大場美鈴)

書字まとめ あの長男が、黒板を写し始めました。

更新日:9月28日



かつて、漢字学習がイヤで、国語のある日は「学校に行きたくない」と、毎日のように車で送り迎えした長男も、おかげさまで、もうすぐ6年生。 今年は、支援級で自分のペースで、学年相応の学習まで進めることができたので、現在は、全科目交流級で過ごし、来年はまた、通常学級に戻る予定でいます。 そして、苦節5年。そんな長男が、交流級(通常の5年生のクラス)の授業で、ついに、黒板を写してノートが取れるようになりました! 苦手な漢字も、テストの時にはまだ苦労してますが、黒板や教科書に書いてあれば、見て写すことはできています。 姿勢も、授業態度も良いようです。 他の子達にとっては、そんなの当たり前のことかもしれないけど、かあちゃん、嬉しくて泣けてきたよ。 で、「なぜ、急に書けるようになったのか」は、うちもあの手この手で試行錯誤してきたので、「これだ!」という決定的なものはなく、 また、本人の勉強への目的意識ができたことや、自然な成長によるところも大きいと思いますが、 結局のところ、宿題などで、工夫とサポートをしながら、目と手の動きを育てる療育あそびを気長く続けた結果、少しずつできることが増えて自信がつき、学習に対する意欲を回復したから、ということかもしれません。 ここで、うちでやってきた、書字のアイデアの簡単なまとめです。 【宿題の負担を減らすサポートと道具の工夫】 ・漢字書き取りの宿題に、色鉛筆での下書き。 ・筆算にはマス目、補助線。作文には穴埋めフォーマット。 ・拡大コピー、ルーペ、ブックスタンドなどで見やすくする。 【目と手の動きを楽しく育てる、家庭でできる療育あそび】 ・動体視力を鍛えるトラップ(パンチボール、トランポリン他) ・カドを意識して見る練習(方眼ノート、迷路、アミダクジ他) ・バランス・体幹・全身の運動(バランスボール、回転椅子他) ・その他、レジャー、親子あそび、ホビーの延長(魚掴み、エアホッケー、手遊び他) 【学校との連携】「かな・漢字サポートカード」等の持ち込み ・教科書をコピーして切り貼りした「教科書ノート」の使用 ・iPadの持ち込み(国語辞典、作文提出など) ・支援級への転籍(本人のペースでの、プリント学習) サポートや療育は、なかなかすぐに結果がでるものではないので、今、がんばっている親子さんも、不安になったり、時々疲れてしまったり、やめたくなったりするかもしれません。 毎日大変な育児をされている親子さんには、まず「実際にやってみる」という最初の一歩が、とてもハードルが高いことだと思います。 そして、更に難易度が高いのが、それを「続ける」ことです。 私も、今までシェアしたアイデアは、できるだけ親子で負担なく、そしてできれば楽しく、をモットーにしてきましたが、 それでも、毎日てんやわんやの中で、気長く、根気よく、続けてゆくのはしんどい場合も多いかと思います。 でも、目には見えないけど、あれこれとやってみたことは、ちゃんとお子さんの栄養になっています。 そして、お母さん、お父さんが、そばで見守り続けてくれること自体が、お子さんの成長を支えてくれます。 日々の生活を送るだけでも、十分がんばっていると思うので、それ以上に「がんばって」とは、私はとても言えません。 うちも、できるようになったことで、新たな課題も出てきましたし、大人になればパソコンで仕事をすれば、手書きの機会はほぼなくせるので、割り切って考えることもできます(私も、いつも「いざとなればパソコンあるし」と思いながらやってきました)。 でも、なんでも気長く続けていれば、時々、いいこともあります(^-^)


 

初出:楽々メルマガNo.069(2017.2.10.発行)

facebook 楽々かあさんのアイデア支援ツールと楽々工夫note 2017.2.10·投稿-No.186

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