top of page

かな・漢字サポートカード -無料ダウンロード

更新日:4月30日


ひらがな表、算数、連絡帳に使う文字の表
使用例

No.095 【支援ツールのシェア】「かな・漢字サポートカード」無料ダウンロード

■LDのある子が、落ち着いて字を書くための工夫・合理的配慮


うちの子用の発明品のシェアです。


二学期になると、学習も本格化して、ただでさえつまづきやすくなるのですが、三年生の長男は今でもひらがなでも、文字がパッと出て来ないことがあって、国語だけでなく、他の教科や連絡帳を書く時などでもイライラしてしまったり、課題やテストを途中で投げ出してしまったりして、落ち着いて学習に取り組むことが難しい時があるようです。


そのため、本来は得意なハズの算数でも、回答に使う漢字が思い出せなかったり、単位や繰り上がり繰り下がりの小さな文字が嫌で投げ出してしまったりして、全く実力を発揮できていません。

親としては、得意なことで一つでも自信がつけばと思うのですが、苦手なことがあるために得意なことすらのびのび伸ばせないというのは、とても切ない思いがしますし、本人も悔しいようです。


でも、これは「ワーキングメモリ」や「脳と手指の連携」などの機能の弱さが原因となる、本人の体質的なアンバランスさによるものなので(原因はお子さんによって異なります)、「努力」ではなかなか補うことが難しいのです。地道な療育あそびで改善を期待しつつ、サポートツールを使って落ち着いて取り組むことができれば、本来の課題に集中できると思います。


夏休み中、宿題で1年生の弟の「ひらがな下敷き」を愛用していた長男。

これがあると、少し安心して文字を書けるようなんです。家庭では「ひらがなポスター」や「◯年生の漢字表」学習机マットなどでも代用できますが、学校では下敷きでも少々大きく、小さな机で場所を取ってしまうか、その都度紙をめくらなくてはならないので、机の角に置いてすぐに参照できるよう、ハガキサイズのものを手作りしました。


「かな・漢字サポートカード」は「ひらがな・カタカナ」と「さんすう漢字」「れんらくちょう漢字」の三枚あります。

三年生までに習う漢字を基準にしてありますが、日常的に良く使う基本漢字なので、高学年のお子さんでも役立つのではないかと思います(お子さんの必要に応じて、適宜書き足して頂けますと助かります)


フォントは「春夏秋冬」というフリーフォントを使っています。

とても見やすく、優しい書体だと思います。

明朝体などは、視覚過敏の子はハネやハライが鋭くて、目に刺さるように痛いと感じたり、立体的に字が躍って見えたりしてしまうお子さんもいるようなので、私は普段ツール作成には丸ゴシックなどを使っていますが、文字の練習には不向きなので、このような見やすい教科書体に近いフォントを探していました(Macでも使えます)。


春夏秋冬さんHP:

素敵な文字、ありがとうございます!


サポートカードはテストなどの時も可能であれば使わせて頂きたいのですが、表の文字がカンニングになってしまうような問題の時は先生に預かって頂けるよう、お願いしています。


カードを使用して二週間、学校では本人の気持ち次第で使ったり、使わなかったり、のようですが、少し落ち着いて取り組めているようです。


もし、うちの子と同じようなお子さんがいらっしゃれば、ご希望の方にお裾分け致します。少しでも本来の課題に集中できればいいですよね。


【支援ツールのシェア】





New! 新しく半濁音・拗音、グローバルにも対応した「新ひらがな/カタカナ表」なども公開しました(2023.11)


 

関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」大場美鈴・著(ポプラ社/2016)p.198-収録 →Amazonで見る



Comments


bottom of page