No.091
「キャンプ療育」触覚過敏・LDのある子のおうちでできる感覚統合
■レジャーと療育あそびの両立
皆さん、お盆休みから無事ご帰宅されましたか?
今年は雨ばかりで、レジャーや旅行も、なかなか予定どおりが難しかったかもしれませんね。
うちも雨の山中では自由研究のカブトムシが見つからず・・・ペットショップのお世話になりました(笑)。
さて、キャンプなどの野外活動は、療育あそびの宝庫です!
うちは雨の中「マスのつかみ取り」の体験をしてきました(うちのレジャー報告になっちゃってすみません。笑)
魚や昆虫を捕まえる遊びは、動体視力を鍛え、脳と手足の連携を促すので、字を書くのが楽になる療育あそびにもなるはずです!
次男は触覚過敏があるので、魚のヌルヌルを最初嫌がっていて、「アミ使いたい」「手袋したい」とブツブツ言っていましたが、そう言ってる間に、お兄ちゃんがどんどん捕ってしまうので、がんばって素手で挑戦できました!
「トレーニング」や「修行」という雰囲気ではできないことも、遊びの中の勢いや好奇心、兄弟や友だちとの楽しい雰囲気の中で、できてしまうことってあるんですよね
捕ったお魚ちゃんたちは、流し素麺と一緒にその場で焼いて、美味しく頂きました(-人-)
他にもキャンプなどで体験できる療育あそびは・・・
・川遊び、山歩きなど、足場の悪いところを歩く
→バランス感覚や体幹を鍛える(姿勢保持他に有効)
・バーベキューなどの家電を使わない調理
→沢山の素材に触れ、手順で作業する(感覚過敏、手指の連携など)
・アスレチック、ツリークライミング、ログハウスなどで遊ぶ
→くぐり遊び、全身運動でボディイメージをつける(よくものにぶつかる子)
・生活音から離れる(←DS持ってったケド)
→過敏な感覚を休める(聴覚過敏など)
などなど。まだまだありそうですが・・・
キャンプでなくとも、遊園地や水族館、ショッピングモールなど、どこでもこちらの見方を少し意識するだけで、お出かけ先が療育あそびスポットになります。
おうちでの療育あそびは、コツコツ無理のない範囲で継続できるのが一番大事かと思います。レジャーを楽しみつつ、ついでに一石二鳥しながら、知らず知らずのうちに療育されているうちの子たち・・・
フフフ。
次男は過敏性が少し緩和されてきて、引っ込み思案でおとなしかったのが、最近随分と生意気になってきましたヨ。
夏休みも後半戦。かなりグダグダしてきましたが、なんとか完走を目指したいと思います。
皆さんも、休み休みお大事にしつつ、ご健闘を祈ります!
関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法」 大場美鈴・著(ポプラ社/2017.2)p.75-収録 →Amazonで見る
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