- 楽々かあさん(大場美鈴)
「ステータス・ゲージ」【シェア・ツール】
No.117 #SST 【シェア・ツール】
「ステータス・ゲージ」
for:自分の状態を知る、客観視する、共感する
セルフ・コントロールは、大人も子どもも「自分の状態を知る・客観視する」が、まずは大事なようです。
今までも「きもちスケール」などで「気持ちの見える化」をして自分の感情を把握したり、言葉や表情で分かり易く感情を伝える、などの取組みを親子でしてきました。
でも、「気持ち」同様に自分の「コンディション」を把握することも大事だと思っています。疲れていれば誰だってイライラしたり、ガマンが効かなくなったりしますものね(^-^)(今、花粉で大分荒れております^-^;)
ところが「疲れたら休む」みたいなシンプルな自己管理も、疲れに気づきにくい体質だと、結構意識しないとできないんですよね(私もです^-^;)。
集中し過ぎたり、あれこれ頑張り過ぎたり、感覚過敏でいつも疲れていたりすると、いつの間にか「休む」ことを忘れていたり。。。
心や身体の「痛み」など主観的なものも、数値化したり、他の人にこれぐらい、と分かり易く伝えられることで痛みが和らぐこともあります。(私が通っている整形外科でも、痛みをメモリで表現する器具がありました^-^)
大事なのは「回復」にも目を向けることだと思います。「何でどれぐらい回復したか・できそうか」も一緒に視覚化して考えられれば、「自己管理」になっていくと思います(^-^)
「ステータス・ゲージ」はRPGや格闘ゲームの大好きなうちの子たちにも楽しく分かり易く、自分の体調や疲労、心身の痛み、そしてどうやって回復するか、を簡単に客観視できるシンプルな視覚ツールです。
(補足:TVゲームでよく使われる「ステータス・バー」は、自分のキャラクターが攻撃を受けたり、回復したりするとバーのメモリが増減して「残りの体力」などが表示される方法が定着しているんですね。これはそれを応用してみたものです。ゲームに馴染みが無いお子様や大人の方にはピンと来ないかもしれません)
う〜ん、我ながらいいものができた!
(ご助言下さった、うちのスクールカウンセラーの先生に感謝です^-^)ゲームが好きなお子さんは食い付きいいと思いますよ〜(^-^)v
今回は大人や外国の方にも使えるように英語も併記してみました(^-^)
使い方は勿論自由ですが、うちでの活用例は、、、
母「◯太郎、おはよ〜。どうした〜?」
長男「はぁ〜。。。今日は給食にプチトマトが出る〜!!行きたくないなあ、休みたい〜」
母「そっかあ、それはイヤだね〜。ちなみに今HPどんくらい?(ゲージを見せる)」
長男「うーん、よく寝たから今はHP満タンだよ」
母「そっかあ、身体は元気なんだね」
長男「でも嫌だ〜」
母「プチトマト嫌だよね〜。もし一口かじったら、どんくらいダメージ受けそう?」
長男「プチトマトの攻撃力は高いよ!10000ダメージくらいあるね!HPは1%くらいになっちゃうよ」
母「そっかあ、スゴイ強敵だね。じゃあ、例えば回復アイテムに、帰ったら『おやつにスイートポテト』だと、どんぐらい復活しそう?」
長男「うーん、こんくらい。。。」
母「そっかあ、そんだけかあ。じゃあ『夕飯にキーマカレー』ならどう?」
長男「!!それならHP50%くらいまでは回復できるかも!」
母「OK。じゃあ夕飯はカレーにするね(^-^)b」
なんて感じで(実際にはここまですんなりとは行きませんけどね^-^;)
なんとか給食の苦手メニューの時でも送り出しています。
嫌なことも、予想されるダメージを心の準備したり、それを家族に共感してもらったり、こんな風に回復すればいい、と見通しがつくと、結構乗り越えられることもありますよね(^-^)
勿論、嫌なことやケガなんかがあった後に、「ほどほどに落ち着いた所で」どんぐらいダメージを受けたのか等の、振り返りにも使えます。「ク◯ババア」などの不適切発言の時にも、こちらの受けたダメージを見せることもあります(楽しめる範囲で。。^-^;)
「痛み」に対して体質的に敏感なお子さん、鈍感なお子さんもいますが、自分の痛みも気持ちを正確に人に伝えられると、それだけでも少し落ち着くこともあります(^-^)
親子で「痛み」を共感・共有するための、コミュニケーション・ツールでもあります。宜しければご活用下さい(^-^)
★★★★★★★★★★★★★
「ステータス・ゲージ」のダウンロード(はがきサイズ・pdf)
「ご利用について」をお読み頂いた上で、同意の上ご利用下さい(^-^)
初出:facebook 楽々かあさんのアイデア支援ツールと楽々工夫note(2015年2月19日投稿) ·
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