No.154
凸凹変換表(いいところ・長所編)【支援ツールのシェア】無料ダウンロード
■子どもの自己肯定感と自己理解を高める、子育てリフレーミングの実践
新しい変換表を作りました!
子ども、他人、自分自身の、短所やできないことや苦手なことを、長所・いいところ、得意なこととして変換してみる支援ツールです
著書(来月発売)でも書きましたが、私は「凸と凹は表裏一体」で、凸だけ、凹だけの子はいないと思っています。
できないことや短所が沢山あれば、同じ数だけできること、長所が必ずあるんです。
これは、決して強がりではなくて、私がうちの子育児を通して、心から実感して、最近強く思っていることです。
でも、どうしても、親も、そして子ども本人も、できないことの方が気になってしまいます。こだわり派の完璧主義さんは特にそうじゃないかな。
「凸凹変換表」は、育児をしている親御さんとお子さん自身が、いいところ、得意なこと、できてることにフォーカスして「今のままでも充分OK!」って、少しでも自信になるように作りました
内容は、うちの子達や私自身の凸と凹と、それから、日頃からSNSで寄せていただいたコメントなどを拝見する中で、「親御さんはとても悩まれている、気にされているけど、私には素敵なお子さんに思える」と感じられることも多かったので・・・
それを基に、活用例も含め、経験と実感から、私の独断でまとめています。(ご自身の経験によって「ちょっと違う」と感じられる例もあるかもしれませんが、ご容赦下さい)
いつも子どもが周りから怒られがち、注意されがちだと、一心同体の親だって、一緒に自信を無くしがちになってしまうかもしれません。
でも、ものの見方を変換すれば、お子さんのいいところ、素晴らしいところ、こんなに沢山あると思いますよ!
例えば、うちの長男の場合、
「全くうちの子ってば、ワガママで、空気が読めなくて、うっかりやのあわてんぼのお調子者で、集中力もないし、片付けられないし、落ち着きがなくて、頑固で、人の話を聞かなくて、できないことが沢山あって、失敗続きで、苦手なことばっかりで、これでは将来が心配だわあ。はああ」
・・・と言うのを「凸凹変換」すると、
「全くうちの子ってば、自分の意見を持っていて、メンタルが強くて、親しみやすくて、決断力があって、サービス精神に溢れていて、好奇心旺盛で、発想力が豊かで、行動的で、粘り強い根性があって、自己主張できて、できない人の気持ちが分かり、挑戦する意欲が強くて、いいところがこんなにあって、なんだか将来楽しみだわあ」
と思えると、気持ちが明るくなりませんか?
そして、お子さんをそんな素敵な子に育てているのは、お母さん・お父さん、あなたですよ!
もちろん、うちもいろんな課題が山積みですが、無理に全ての欠点を克服してしまったら、長男のこんなに素敵なところも、一緒に消えてしまうかもしれません。
苦手なことは、本人の自立に必要なことを、人に大きな迷惑をかけない程度に、最低限のギリギリラインでOKだから、道具や自己管理で工夫して、上手につき合えばいいんです
どうか、素晴らしい個性を大事に、お育ち下さいね。
来年も、いいことが沢山の一年になりますように!
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関連著書:「発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換」
大場美鈴・著(あさ出版/2020.6)p.106- →Amazonで見る
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