
楽々かあさん(大場美鈴)
【第2回】「自分」と「個性」とは…?
更新日:2022年4月1日
最初に少しだけ、「自分」や「個性」って何なのか、一緒に考えてみませんか。
10代の「凸凹さん」の中には、思春期の少し前くらいから、周りのことが気になり始めて…
「なんで自分は、こんなにみんなと違うんだろう」って、思い悩んだり。
「なんで、〇〇さんみたいに、なれないんだろう」って、落ち込んだり。
「なんで、こんなに簡単なことが、自分はできないんだろう」って、イライラしたり。
…なんて方もいるかもしれませんね。
私も、中高生の頃には、学校ではボーイッシュ系のキャラで明るく振る舞っていたけれど、実際は、そんなことをかなり悩んで、時々、自分の部屋やお風呂で、ちょっと泣いちゃったりもしてました。
今、うちの3兄妹も、それぞれ、自分の個性について悩んだり、詳しく知りたがったり、イライラしたり、不安になったり、努力や工夫をしたり、開き直ったり…を、毎日繰り返しています。
これは、もしかして、心と身体が成長してきて、自分と他人の「違い」に気がつき、「じゃあ、自分って何…?」「自分らしさって…?」という疑問から、起こってくる気持ちなのかもしれません。
…だって、結構ショックじゃないですか?
当たり前のことかもしれないけど、「自分とこの人は、違うんだ」って気がついてしまうと、なんだかちょっと寂しい感じもするし、突き放された気もするし、一人ぼっちになったようで心細かったり…。
でも、それは、今までの子ども時代には、ぼんやりとしていた自分の「個性」を、よりハッキリと、自覚できるようになってきたから…なんじゃないでしょうか。

誰でも、小さな頃は、自分と他人の境界線があいまいです。