No.128 「スケスケ化計画」
■ADHDのある子の持ち物の工夫
長男の持ち物の「スケスケ化計画」が進行中です。 今までも、工作の材料などを紙袋に入れて渡すとどこに置いたのか忘れてしまうけど、透明のレジ袋に入れればちゃんと使ってくれていたし、小物はジップロックにイラスト付きで入れていました。
また、連絡袋なども透明のビニールを机の横にかけておけば、本人も気づきやすい上に、先生や周りのお子さんも声をかけてくれやすいので、持ち帰り忘れは減っていました。
…ということは、中身が一目で分かる、透明な容れ物と相性がいいのかのしれない!
。。。というワケで、本人と一緒に持ち物を「スケスケのもの」に買い替えてみました。
「おお〜う!わかりやす〜い」そうです。笑
【スケスケの筆箱】
ビニールのジッパー式。仕切り付き。定規セットやふせんも入れています。(鉛筆が多いと入りにくいかもしれないです。しきりのない、ガサッと入れられるタイプもありました) →Amazonで見る(レイメイ藤井 Keptシリーズ)
【スケスケの体操袋・上靴袋】
メッシュの巾着MとS。でも、これだけだと「出す」ほうはバッチリでも「しまう」ほうが難しいので、中身をイラストにして縫い付けました。(以前の投稿では、袋の中身を写真に撮ってアイロンプリントという方法もご紹介しています)
このメッシュの巾着の場合、ランドリーバッグとほぼ同じ作りなので、なんと、そのまま洗濯機に袋ごと放り込めるという、ズボラ技も使えます。
【スケスケの手さげ】
体操袋などをまとめて入れるA4サイズの手さげも、プールバックのようなビニールのものにすると、中身を忘れません。これならメッシュの巾着の中身も、雨の日でも大丈夫。 置くときはちょっとガサばりますし、布に比べてどの程度の耐久性があるかは分かりませんが、本人はえらくお気に入り。(でも、完全に透明だと存在も透明になってしまうので、少し色付きか、ワンポイントあったほうがいいかもです。取っ手を目立つ色に改造しようと思ってます) 大人の方がノートパソコン入れたりするのにも使えますね。 →Amazonで見る(伊高ビニールトート)
【スケスケの財布・ミニバック】
100円shopで買ったもの。財布はどこかになくしてしまっていたので、フック付きのコレにしました。(ご高齢の方向けグッズのところにありました。以前、私が父の介護をしていたとき、同じようなものに診察券・保険証と小銭を入れていたのを思い出しました…) いくら持っているか、周りの人にも一目で分かるので…大金は持たないほうが良さそうですね。 ミニバッグは携帯ゲーム機とペットボトルなど、友達とちょっと遊ぶ時など多用途に使えそうです。 でも、先日お弁当の日で、弁当箱をコレに入れて持たせたら…学校に忘れてきました。連休前に。一週間後、玉手箱開けました……><
忘れ防止重視なら、ウエストポーチなどの肌身離さず系のがいいかもしれない←これも探せばメッシュのものはあります。
一通りスケスケ化してみると、なんだか楽しいご様子。でも、
「体操袋とか、中身が見えちゃうけど、いいの? 気にならない?」 「??? 別に〜?」
だそうで…。
開放的なタイプには合っているんでしょうね。
ちなみに、シャイな次男は「絶対イヤ! むしろ全部黒にして」だそうです。笑
お子さんそれぞれに、合った方法が見つかるといいですね
facebook 楽々かあさんのアイデア支援ツールと楽々工夫note(2015年5月15日投稿 )_No.128
関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」 大場美鈴・著(ポプラ社/2016.1)p.174-収録 →Amazonで見る
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