No.101
■注意力・集中力、空間認識力、ワーキングメモリを育てる指示ゲーム「宝さがし」
子どもたちにプレゼントやごほうび、お菓子など、ちょっとしたものを渡すとき、紙で宝の地図を渡したり、口頭で指示あそびをして宝さがしゲームを(時々)します。
今日はハロウィンだから、小さなお菓子の宝探しをやってみようかな?
子どもたちが学校から帰ってくる前などに小さなものを隠しておいて、「宝の地図」にはその子の興味や特性、学校での学習課題などに合わせて、宝のヒントを書きます。
社会の地図学習が始まった3年生の長男には、
「家の西側(お日様が沈むほう)、◯◯さん家が見える場所」と、ちょっと苦手な方位を出したり、
「引き出しで【試】がつく(ラベルの)ところ」など、漢字のヒントを入れたりします。
数や左右の感覚がちょっと曖昧な次男には「上から三段目の、右から二番目の引き出し」「右から5番目のみどりの本の中」など。
他にも、音や色、◯◯のとなり、などのヒントで、家の中を注意深く探せるようにしています。
あんまり難しいとかんしゃく起こすので、ほどよい難易度に調節しています。
それでも難しいときは、私がその周辺をうろうろしたり、ちらちらみたりして、大ヒントを出します。
紙に書かなくても、ちょっとした探し物などは口頭で
「左にあと3歩。前に2歩」
「人形のとなりのとなりのとなり」
など、(余裕のある時は)指示ゲームで見つけます。話を聞く練習にもなりますね。(注:本当に本人が困ってる時にやると泣かれます)
「空気を読む」が苦手な子には、目線・目配せだけで指示したものを取る「テレパシーゲーム」が良いと「『小学校で困ること』を減らす親子遊び10」監修・木村順(小学館)に載っていたので、これにも挑戦してみようと思います。→Amazonで見る
「教室でできる特別支援教育 1分間集中トレーニング」(学陽書房)の著者・上嶋惠さんは教室での学習の最後に、隠しておいた小さな指人形のネズミ5匹を子供たちに「宝探し」させていたんだそうです。とっても素敵なアイデアだと思いました。→Amazonで見る
日常のちょっとしたごほうびや探し物で、(親子で余裕のある時に無理のない範囲で)宝さがしをしていると、注意力・集中力がだんだん身に付いてくれるかもしれません。
秋から冬にかけて、ハロウィン、クリスマス〜お正月まで、イベントラッシュです。
小説「ダヴィンチ・コード」みたいに、複雑な暗号解読でプレゼントを渡す…なんてやってみたいですが……、問題考えるほうも大変ですよね〜 うーん・・・🤔
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