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新・楽々式用語解説

更新日:8月2日

☆楽々かあさん公式HP開設10周年記念☆


なんと、2014年5月に調子に乗った勢いで、ついうっかり開設してしまった「楽々かあさん公式HP」が、おかげさまで、もうすぐ10周年を迎えます。いやあ、こんなに続くとは思わんかった。


だから、というワケでもないのですが、ちょうどいいタイミングだったので、情報が古くなったため、しばらく非公開にしていた「楽々式用語解説」のページを情報更新した上で、より見やすく分かりやすくして、リニューアル再公開しました。



■新・楽々式用語解説について


内容は、前回の「先生のサポートブック」理解編に掲載の解説とほぼほぼ共通ではありますが、今回新規に作成したイラスト等も交えて、発達障害とその周辺領域について、なるべく分かりやすい言葉と端的な表現で解説しています(言ってみれば「超訳」的な…)。

ひとまず、最低限押さえたい用語で再公開しましたが、適宜、用語の追加や情報更新をしていく予定です。


"楽々式"は、医学的な正確さを目指したものではなく、発達障害のある子に寄り添った目線での、社会的・教育的な観点も踏まえての独自解説となっています。


なぜかというと、私は「発達障害」は、本人の生まれつきの個性の違いや脳機能の偏りだけでなく、環境(社会)との関係性によって生じる「個性と環境との間にある壁」だと思っているからです(以下は、2014年に作成し、今回も引き続き使用の解説イラスト)


楽々式用語解説〜発達障害(神経発達症)より

ですので、「楽々式用語解説」は、自己診断等のためのものではなく、自己理解や他者理解、周りの人に理解・サポートをお願いする時の伝え方のご参考として、お役立て頂ければと思います。


■ASD、ADHD,LDの"D"は…


そして、今回の新・楽々式用語解説では、ASD、ADHD、LD(SLD)の"D"は"difference=違い”のDとして解釈しています(医学的には、Dは"disorder"であり、障害、無秩序、異常…等と直訳されます)。


それぞれを、私なりに一言でいえば…


  • ASDは「物事の捉え方が違う子」

  • ADHDは「優先順位が違う子」

  • LDは「学び方が違う子」


…だと、ザックリ解釈しています。(以下は、今回新規作成した解説イラスト)




それぞれ個性の違う3人の子ども達と試行錯誤し、長年に渡って成長を見守り続けた経験等も踏まえた私の実感を、一般的な発達障害に関する知識等と照らし合わせたら、このような理解に至りました。


脳機能の異常だとか、欠陥欠如だとか、優劣だとかではなくて…


本当に、ただ、多数派とは「違う」ってだけだと思います。


でも、社会のいろんなシステムや慣習(特に集団教育)が、多数派に合わせて設計・普及していることが多いので(そのほうが効率がいいのもわかりますが…)、個性の違いから、そこにピタリと当てはまらずに、「生きづらい」と感じる子・方が出てきてしまうのではないでしょうか。

(私は「生きづらい」というのは、つまりは「その社会に適応しづらい」ことなのだと思います)


この他、「楽々式用語解説」は、グレーゾーンやその他の発達障害、及び二次障害や近接領域の障害等についても、なるべく分かりやすく解説していますので、よければご参考まで。

【現時点での収録用語】

  • 発達障害(神経発達症)

  • ASD(自閉スペクトラム症)

  • ADHD(注意欠如多動症)

  • LD/SLD(限局性学習症)

  • 発達障害グレーゾーン

  • 知的障害(知的発達症)と境界知能

  • DCD(発達性協調運動症)

  • トゥレット症

  • 感覚過敏とHSC

  • 愛着障害

  • ​二次障害



それと、今回新規に作成したイラスト3点は、従来の解説イラストとともに、楽々かあさん公式HP>Share>おすそ分けイラスト より、無料ダウンロードできます。

ページの利用規約にご同意の上、啓発活動やなにかの挿絵などにお役立て頂ければ嬉しいです。

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