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執筆者の写真楽々かあさん(大場美鈴)🇯🇵

チューブ・ストレッチ

更新日:5月1日


学校が苦手な子のためのリラックス法、チューブストレッチ

No.124 

「チューブ・ストレッチ」

■子どもの身体をほぐして、緊張した心もほぐす


新学年が始まりましたね!

新しいクラス、新しい先生、慣れない日課・・・柔軟な適応力が要求されるこの時期は、毎年大変ですよね〜、やっぱり


たとえ、朝泣かれて車で送っても、行って帰ってきただけでも、本当に良くがんばっている!と、思います。

(うちも、長男の登下校トラブルや、次男が緊張から嘔吐したりで、しばらくは送ったり途中まで出迎えたり、試練期間の真っ最中です。私もがんばってます!)


なんとか帰ってきたお子さんの肩や首、ちょっと触ってみて下さい。結構大人のように固くなっている場合もあります。

緊張すると身体は固くなります。そしてその状態が続くと、疲れがたまってしまい、より登校のハードルがあがってしまいがちです。


子どもが学校から帰ってきたら、できるだけリラックスできるように、この時期は特に意識して「身体と心をほぐす」を心がけてみています。


簡単なストレッチは身体の緊張とともに、心の緊張もほぐしてくれます。

気持ちの切り替えにも有効です。

固くなっている部分を伸ばす・ほぐすだけなので、どんなやり方でもいいと思いますが、うちでは「ゴムチューブ」がお気に入りです。


できれば、伸ばしている時に、呼吸をふーっと吐くようにして、伸びている所を意識するとより効果的のようです。小さなお子さんなどで難しい場合は、チューブで自由に遊ぶだけでもいいと思いますよ。


ゴムチューブはスポーツ用品店や100円shopで売っています。100円から数千円の丈夫なものまであり、一直線、8の字、ハンドル付きなどいろんなタイプもあります。

うちには数種類・複数あり、どこでもできるように、あちこちにぶら下げて、子どもが勝手に使えるようにしています。


中でも、父ちゃんがゴルフの練習用に鴨居にベルトで固定したチューブが大好きな、うちの子ども達。

両手でハンドルを持ってパンチの練習をしたり、足を引っかけたり、ターザンごっこしたり、まあ、好き勝手やってます。


100円の一直線のチューブは沢山買ってあって、チューブ同士を結んでつなげることができるので、電車ごっこやしっぽとり、向かい合わせで綱引き、シーソーなど、多用途のあそびにも使えます。

私が後ろから子どもの手足に引っ掛けて、ふざけながらマリオネットのように、前屈や手足を伸ばす動きをしてみることもあります。


あと、私自身も作業デスクの横に8の字のチューブを吊るして、肩こり対策や気持ちの切り替えに使っています。集中し過ぎた時も、肩や首が固くなってしまうので、ちょっとほぐすだけでも違いますよ。


身体をほぐせば、心もほぐれます。


スポーツ選手なども、本番の前には入念なストレッチをしますよね。身体を柔らかくするとともに、緊張をほぐす効果もあるようです。


リラックスが苦手な子に、自然とストレッチを取り入れてもらうためには、やはり親が日常的にしているところを見せるといいようです。うちの父ちゃんは、いつもよくストレッチをしているので、子ども達も結構マネしてくれます(皆で群がってぶら下がったり、あんまりトレーニングにならない時もありますが、、、)


しっかりほぐれてリラックスできると、指先までぽかぽかと温かくなっているのが分かります。


あと、ストレッチ以外でも緊張の連続だった場所から帰ってきた時に、「ほっとできる」「リラックスできる」「休める」と、適応力がついてきます。例えば、


・話(グチ)を肯定的に聴いてあげる

・抱っこやひざの上に乗せて、ゆったりくつろがせる。添い寝する

・こちょこちょなど、くすぐり遊びで笑わせる

・自分の好きなことに没頭する、一人の時間を作る


など、お子さんに合わせて、緊張を和らげることを意識してみるといいと思います


 

メルマガNo.003(2015.4.10発行)


関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法」 大場美鈴・著(ポプラ社/2017.2)p.58-収録 →Amazonで見る



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