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執筆者の写真楽々かあさん(大場美鈴)🇯🇵

ジャンケンフローチャート

更新日:7月8日


負けず嫌いの子のためのフローチャート

No.039

「ジャンケンフローチャート」

■ASD/ADHDのある子にゲームのルールや流れを教える工夫


学校で「最初の順番決めジャンケンで負けると、ゲーム自体の参加を放棄する」ことで当時の先生やクラスメイトを困らせてしまっていた長男。(これで補助の先生と仲良くなれました)


それを「ワガママッ!」って一喝する前に、私なりに理由を考えてみました

(一喝くらいは、したかもしれません・・・)


「負けず嫌い」にも理由はいろいろありそうです。


  • 特有のプライドの高さ・・・もありますが、


  • 予測のつかないことが苦手

  • 負けた時にどうしたらいいのか分からず、不安・パニックになってしまう


・・・などでのつまづきが、長男には考えられました。


プライドの高さには、親がゲームに付き合って、「三回のうち、二回勝って一回負けるなど、徐々に負けに慣れさせるといい」とのクリニックの先生の助言。


これは地道にやるとして、すぐにでも対策ができそうなのは、


  • 予め、全体のゲームの流れを教える

  • 負けた時、どう振る舞ったらいいか教える


…です。

本人は「勝ったら◯◯できる」ことしか頭にないので、その他の「想定外」になってしまうとパニックになりやすいのでしょう。


順番決めジャンケン→ゲームの流れをフローチャートにして、ルールブックに書いたところ、すごく安心したようです。

フローチャートはいろんなケースを想定して、一目で分かるようにできるのがいいですね。


  • ジャンケンで負けてもゲームには参加できる、順番も回ってくる。

  • その後ゲームが始まって、そこでも勝ち負けがある。

  • もし、負けた時もこうすればいい。

  • それでもやりたくない時は、こうして待てばいい。


・・・こんな流れが予め分かっていると、心理的な負担が随分軽くなるようです。

これはスポーツや行事などでも同じです。


【おまけ】


今回、順番決めジャンケン→ゲームの流れを、より見やすく分かりやすい図にして、A4サイズのフローチャートを作り直してみました。



よろしければ、ご家庭や学校などでご活用下さい。


 

初出:facebook 楽々かあさんのアイデア支援ツールと楽々工夫note(2014年1月26日投稿) 関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」大場美鈴・著(ポプラ社/2016)p.180-収録 →Amazonで見る


発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」大場美鈴・著

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