地雷を撤去する

7.29.2014

いろいろと難しい子育てをしていると、お母さんは自信をなくしてしまいがちだと思います。

どうしてうちの子ばっかりこんなにうまくいかないんだろう。。。

どうして私ばっかりこんなに大変なんだろう。。。

 

これは正直で自然な気持ちだと思うし、私もずっと抱えてきた想いです。

お子さんがあちこちで怒られたり、失敗ばかりしたり、トラブルが続いたり、、、

あるいは、いつも怒ったり怒鳴ったり、疲れきったり、心配事が尽きなかったり、、、

こんなことが続いていると、子どもと一緒にお母さんの自己肯定感が下がってしまうので、私もすっかり自分の育児に自信をなくしてしまっていました。

 

自信をなくして不安になっていると、当然他のお子さんや他のママさんが気になるし、周囲の目線や「育児はこうあるべき」のようなものにも縛られるし、できてないことにばかり目がいくので、あれもこれもちゃんとしなきゃ、とプレッシャーを自分にも子どもにも与えてしまいます。そうすると、ついつい「なんでできないの!?」「どうしてできないの!?」という、子どもや自分に対する想いが地雷化して、「またか!」と思うキッカケでバクハツしてしまうように思います。

 

今回は、心の中の地雷の話です。
(心理学者でもないのに、こんなところに踏み込んでしまっていいんだろうか。少々勇気が要りますが、あくまで、私の体験や実感を元にお伝えしていきます。個別のご相談にはお応えできません)

自信がない状態だと、不安やプレッシャーなどが、心の中に次々と地雷を作り出していくように感じます。(これは子どももお母さんも同じだと思います)

 

それから、こだわりが強くて体質的に元々地雷を作り易い人もいます。

アスペルガー・タイプを始めとするこだわり体質や完璧主義の強い傾向のある人は、特定の言葉や音や場所などにも敏感なので、ちょっと触れられただけでも過剰反応をしてしまうことがあります。お子さんやパートナーがこのタイプだと、常に相手の地雷を踏まないように気を使うため、まるで地雷原のなかで生活しているようなストレスがかかり、自分の心にも同じだけの「踏んではいけない」地雷ができてしまいます。

 

現在の子育てには直接無関係な、過去の経験や親の育児、家庭環境、失敗や叱責の体験、他人の地雷を踏んだ時の体験など、いわゆる「トラウマ」と言われるものも地雷となって既に埋まっています(私は「トラウマ」という言葉の使い方はあまり適切ではないと思っています。深い喪失体験も、ちょっとしたかすり傷も、みんな一括りになっているから、かえって「トラウマ」を増やしてしまっている気がするのです)

地雷だらけですね(^-^;)

 

これだけ地雷が多ければ、動きようがないように感じるのも仕方ない気もします。

ですが、お母さんの心の中が地雷原のようになってしまっていると、子どもも身動きがとれなくなってしまうんですね。

 

つまり、何をやっても怒られる状態。

 

これは、戦争跡地などの本当の地雷原で暮らす子どもと少し似たような状態なのだと思います。

不安や恐れでいっぱいで、のびのびと自由に動くことはできないから、元々できていたことすらできなくなったり、荒れたり、消極的になったり、、、お母さんと同じように、大きなストレスの中で暮らさなくてはならないんですね。

 

恥ずかしながら、うちの長男は幼稚園時代、爆弾の絵ばかり描いていました(^-^;)

そのくらい、毎日私に怒られバクハツに巻き込まれて、不安になっていたのだと思います。

 

地雷を沢山持つ他人に対しては「距離を置く」「近づかない」という方法も取れますが、親子ではなかなかそうは行きません。

親子で安心・安全に暮らすために、できるだけ取りましょう、地雷。

 

心の深いところにある大きな地雷の撤去には、専門家のお力を借りたほうがいいと思いますが、

私のようなシロートでもできるような、ちょっとした取組みを書いてみますね。

(但し、結果については自己責任でお願いします^-^;)

 

1.目線を下げて「OK」を出す

 

前の記事でも書きましたが、自分や子どもがちょっとくらいできないことがあっても「それでOK」にしています。ちょっとくらい怒っちゃっても、それでOK。ちょっとくらい子どもが失敗しても、それでOK。なかなかすぐにはそう思えませんが、ちょっとでもできてることや、当たり前のようにやっていることにフォーカスして、「怒っちゃったけど、最低限の家事はやったから頑張った!」子どもも、「宿題を途中で投げ出したけど、取りかかりはしたんだから、それでOK」など。私はこの自分認めワークを東ちひろ先生のブログなどを参考にしつつ、一年くらい継続してみていますが、大分完璧主義が楽になってきました。

 

2.こだわりや「べき」を減らして「ま・いっか」変換する

 

魔法の呪文「ま・いっか」笑

自分自身がこだわり体質、完璧主義である場合は特に、意識してこの呪文を使います。夏休み、毎日「ま・いっか」の連続です。。。笑

 

しょーがないよね、子どもだもん。しょーがないよね、お母さんだって人間だもん。

あれもこれも「ま・いっか」です。

 

最初からうまくできなくて当たり前。人と違って当たり前。なかなか身に付いた考え方や体質を変えることはできませんが、「ま・いっか」という言葉だけでも意識して使っていきます。道半ばの私が言うのもなんですが、だんだんと自分のキャパシティが大きくなってくると、小さなこだわりは気にならなくなってきます。

 

同様に「しつけはきちんとするべき!」とか「子どもは外で遊ぶべき!」とか「宿題はちゃんとやるべき!」とか「友だちとは上手に付き合うべき!」とか「親は子どものことを第一に考えるべき!」とか「家は片付いているべき!」とか「三食バランスのとれた食事を出すべき!」とか。。。あげたらキリがないですが、これも言葉だけでも変換します。ポイントは、

 

・「きちんと」「ちゃんと」「絶対」など曖昧で極端な言葉を抜く

・「親は」や「子どもは」を、「私は」「うちの子は」に置き換える

・「べき」を「(できれば・なるべく)できるといいな〜」「そうありたいな〜」に置き換える

 

すると、、、

「しつけはできればやっておきたいな〜」「うちの子にはできれば外で遊んで欲しいな〜」「宿題はできればやってほしいな〜」「◯◯くん・さんとは、なるべく楽しく付き合えるといいな〜」「私はうちの子のことを優先して考えてあげられるようになりたいな〜」「うちの部屋はできれば片付いてるほうがいいよね〜」「できれば三食バランスのとれた食事を出せるといいな〜」

 

。。。大分気が楽になった感じがしませんか?笑

 

こう言い換えるだけで、できればそうありたいけど、できなくてもダメではない、って気がします。夕食にボ◯カレーばかりが続いてしまっても、ダメではないんです(←自分に言い聞かせています。笑)

 

性格や人格や体質は無理に変える必要はないと思います。

言葉と行動だけ変えるように意識すれば、ちょっとしたこだわりや、かすり傷程度の小さな爆弾であれば、地雷をちょっとずつ自分で減らしていくことができます。

 

3.視野を広げる、オトナなものと接する

 

意外と盲点なのですが、子どもと密接に関わっている時ほど、お母さんも幼児化・子ども化する傾向にあるように、我が身を振り返ってみて思います。

毎日、子どもと一緒に幼児番組や戦隊やライダーにハマり(←これ楽しいんですよね〜。笑)、絵本やマンガやゲームをしている、付き合いの良い素敵なお母さんほど、一緒になって感動し、泣き、笑い、、、それは本当に素晴らしいことですが、子どもが怒るようなポイントで怒ったり、同じようなレベルでかんしゃくやワガママを起こしたり、ちょっとしたことがガマンしにくくなったりという副作用があるように思います(私がそうだったので、そう思います^-^;)

 

お仕事などで、いろんな種類の大人と接する機会があるお母さんは、その辺のバランスがうまく取れているように思えるのですが、一日中子どもと密に関わって、他の大人と接する機会のない場合、なるべく「大人」として関われる人(同じような状況に置かれたママ友さんの場合は、同じようなことになっている可能性もあります。ライダー俳優さんの話とか楽しいので、そういうお付き合いも大事にしつつ、ですね^-^;)と接する機会を増やせるように意識します。SNSなどで、学生時代の友人と連絡を取り合ってもいいですし、ご近所の年配の方に挨拶したり、趣味や仕事や勉強を通じて子育てから離れた人間関係も作ったり、とにかく「それ一色」にならないように、接する大人の種類を増やせるように、できる範囲で工夫します。

 

また、直接の人間関係でなくとも、子どもと一緒にテレビを見つつも、時々は大人向けのドラマや映画を観たり、絵本だけではなくて、大人向けに書かれた本を読んだり、意識的に「大人な視点」を取り入れるようにしてみます。そうすることで、徐々に少し冷静で客観的な視点を「取り戻す」ことができるので、「子どもなんだから〜」と、少々のことは微笑ましく感じられることも増えていきます。

子どもなら踏んでしまうような地雷も、大人ならするっと避けることができますね。

 

こうやって、心の中の地雷をできる範囲で減らしつつ、どうしてもバクハツしてしまう時には、トイレのような個室や、他の場所で愚痴ったり、なるべく子どもが巻き込まれない形で発散できるようにしています。

 

それでもできないこともありますが、それでOK。

お母さんだって人間なんだものね(^-^)



(少しデリケートな部分を扱っておりますので、この記事はシェアなどはご遠慮下さい)