接し方のコツ

 

発達障害のお子さんにとって「分かり易い・受け入れ易い伝え方」があります。

視覚支援とABA療育(応用行動分析)をベースに、自己肯定感を高める接し方をしていくと、

だんだんと怒らなくても伝わるようになっていきます。

声かけ変換表

指示・命令・禁止の変換表

(A4、pdfファイル)
 

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親が口を酸っぱくして言っても、子どもが聞いてない、すぐに忘れて同じことを繰り返す…そんな子育てをしているお母さんは、毎日本当にクタクタだと思います。でもその子育て、もしかしたら「その子に合った伝え方」で、ぐっとラクになるかもしれません。ちょっとした工夫でできる、子どもへの伝え方の...

本当は子どもを褒めて育てたいのに、「全然褒めるチャンスがやってこない!」なんてお悩みのお母さん。そろそろお年頃で「すごいね!」「えらいね!」では、通用しなくなり、手持ちの褒め言葉が底をついてきたお母さん。子どもに自信をつける、ちょっとした声かけテクニックがあるんです…

子どもの「こだわり」が発動すると、こっちだって途方に暮れてしまいますよね。その上、周りから「ワガママ」「親の育て方の問題」だなんて見られると、泣きたい気持ちにもなるでしょう。だけど、子どものこだわりって、本当に全て「ワガママ」なのでしょうか。こだわりには、キチンと対応したほうがいい場合、長所として活かせる場合、そして、子どもだけが原因ではない場合もあります。

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ポイント手帳2015

子どもの成長に合わせ、ポイントやごほうびの内容を変えていく。

お小遣いなどの金銭管理や、to doリスト、スケジュール管理などの機能を持たせると、自立のためのスキル習得に役立つ

 

できた日記WEB

子どもに自信をつけるための、「できたこと」だけをピックアップした、「できた日記」の進化版。子ども自身が自分で自分を認める習慣づけ。

 

これ以外の「接し方」のアイデアは

こちら(facabookページアルバム「#接し方」)です

ほめる・認める・話を聴く

 

発達障害・グレーゾーンの傾向のあるお子さんは、特有のこだわりの強さや興味・集中力の偏り、不器用さ、感覚の敏感さ・・・等の理由から「ワガママ」「空気が読めない」「周りに合わせられない」などで、家や学校でついつい怒られる回数が多くなってしまいがちです。

その結果、自信を失ってしまうと、無気力になったり、周囲とトラブルが増え、学校などに適応できず、勉強嫌いや登校しぶり、いじめ、不登校など、より深刻な二次障害の状態になってしまう可能性もあります。

 

まずは「登校できた」など、一見当たり前のようなことでも「頑張ったね!」とほめたり、「今日は暑かったね」と、何気ない日常を認める声かけをしていきます。また、「学校イヤだ!」「◯◯くんはキライ!」などのネガティブな感情も、まずは否定せずに受け止め、「うんうん」「そうかあ〜、嫌なんだね〜」など、共感的に相づちを打ったり、台詞を繰り返しながら話を聴いてあげる(傾聴)ことで、自己肯定感を高めてゆくことができます。

 

できないことのみに注目せず、できていることをほめます。
例えば、友だちを叩いてしまったら、行動だけを「やめて」と止めて、やめた時に「やめれたね」と認める声かけをしていきます。宿題の字が雑だったとしても、まず取り組めたことをほめていきます。

 

また、多動性のある子や感覚過敏のある子は特に、意識的にスキンシップを多く取り、褒め言葉と同時に頭を撫でたり、肩に触れて話しかけるように心がけると、注意を向け易く、その子なりに落ち着いてくるかもしれません。

 

「自己肯定感」を高める接し方を心がけ、親がひたすら忍耐・我慢をするのではなく、「伝わる工夫」をして、なるべく怒られる回数を1回でも2回でも、減らせるようにしていくと、問題行動が落ち着いて、こちらの話も伝わり易くなります。

伝わる工夫・見える化(=視覚支援)

 

発達障害のあるお子さんで、視覚優位の特性がある子は、耳で聞く情報よりも目で見る図やイラスト、箇条書きの文字などの情報だと理解しやすいため、よく言いがちな小言や注意は、肯定的な表現で紙に書いて貼っておくだけでも、日常的な叱責や不注意を減らせることができます。学習や社会的なスキルを身につける練習でも「見える化」することで、理解がすすみ、学び易くなります。(詳しくは「生活の工夫」他、各項目参照)

 

強制的な「指示・命令・禁止」は極力避けます。否定的な情報は入りにくく、かえって問題行動を強化してしまいます。廊下を「走るな!」ではなく、「ゆっくり歩いてね」など、肯定語で「やっていいこと」を伝えると、受け入れやすくなります。どうしても気になる行動には「お母さん、それはイヤだな」「◯◯くん、悲しい気持ちになるんじゃないかな?」など、「私は◯◯と思う」というIメッセージで伝えたり、相手の気持ちを代弁して伝えたりします。

命に関わる危険なこと、他人の大きな迷惑になることなどは、注意も必要ですが、予め、一覧表などで判断基準を示し、「こういうことをしたら、注意するよ」という線引きをしておくといいかもしれません。

 

また、ASD(自閉症スペクトラム)やADHDのお子さんは、その子の興味・関心に合わせて説明することで、理解しやすくなります。


また、「ちょっと」や「だいたい」など、曖昧な表現は分かりにくいので、「あと1分待ってね」や「この線からここの線までの間に並ぼう」など、具体的に伝えると動きやすくなります。

 

相手のきもちや、抽象的な「人の迷惑になる」なども、図・表・数値・スケール、写真・動画・イラスト等で説明したり、合理的に「ソン・トク」や「メリット・デメリット」で説明すると、理解しやすいかもしれません。

例えば、負けず嫌いでゲームなどに参加したがらない子の場合には、「負けた時にどうしたらいいのか」がイメージできずに不安に感じている可能性もあります。「負ける可能性が50%くらいあるよ」と予め伝えたり、「もし負けても◯◯はできるよ」など、できることを伝えて、納得できる場合もあります。

望ましい行動を強化する、できた!を増やす

 

ABA(応用行動分析)療法では、「望ましい行動ができたら、ほめたりご褒美を与え、強化していく(強化子、好子)」という手法があります。

更に、ポイント手帳などを使うと視覚的に分かり易く、「登校できた」「宿題をやれた」など、一見当たり前のようながんばりでも、できたらシールやスタンプを与え、貯まったらご褒美と交換、などにすると、少しだけ我慢できることもあります。

(これは「トークン・エコノミー法」と言って、一般の大人のモチベーションupなどにも有効です)

 

また、課題のハードルを下げて、「できた!」を増やしていくと、自信をつけていけます。

まずこちらのほめラインの基準を下げます。

例えば、漢字書き取りの宿題を「丁寧な字で姿勢よく書き、6時までに終わる」だと、「できた!」は、なかなか達成できません。

ほめラインを下げ、「丁寧な字で1行だけ書けた」「なぐり書きでもとりあえず最後まで終わった」「6時までに少しだけ取り組みはじめた」など、十分ではなくとも、少しでもできたことや、取りかかったやる気だけでも、ほめ、認めていきます。

 

更に、課題をスモールステップに分けると達成しやすくなります。「縄跳びができる」という課題も「縄を回す」→「その場で飛ぶ」→「縄を回してまたぐ」...と、ひとつひとつ段階を踏んでいくと良いようです。

親や支援者は、子どもの苦手な「作業」や「行動」に注目すると、今のその子に合ったサポートが見えてきます。「努力ややる気が足りない」など、精神的な面を責めずに、「ひょっとして両手同時に縄を回すのが苦手かな?」など、つまづきの原因部分に目を向け、問題を小さく分解し、「では、どうしたらできるか」の工夫を考えていきます。

 

自己肯定感を高めることを接し方の中心に置き、「伝わる工夫」をしてコツを掴んでくると、「言っても言っても分からない子」がだんだんと「丁寧に教えれば分かる子」になり、育児のハードルもぐっと下がって、楽になっていきます。

※このサイトは「楽々かあさん公式HP| Idea&tools for ASD LD ADHD kids」です。

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